2023年11月17日、ブラジルのリオデジャネイロで開催されたテイラー・スウィフトさんのコンサートで、観客の女性(23)が倒れ、搬送先の病院で息を引き取りました。
当時、会場には約6万人の熱狂的なファンが詰めかけており、体感温度が約60度に達していたとのことです。女性は熱中症とみられる症状で倒れ、病院に運ばれましたが、命を落としてしまいました。
会場では他にも約1000人のファンが暑さに耐え切れず体調不良を訴え、嘔吐や脱水症状に陥る人もいたそうです。
スウィフトさんは、自身のSNSで「ショー前にファンをお亡くしになったことに心を痛めています」と哀悼の意を表明し、遺族に深い哀悼の意を表しました。
この痛ましい事故を受け、会場の運営側は、今後の公演では水の持ち込みを許可するなどの対策を検討しているとのことです。
事故の原因は、熱中症が最も疑われています。猛暑の中で長時間、閉鎖的な空間に身を置いたため、体温調節が困難になり、脱水症状や熱射病を発症したと考えられます。
また、会場の運営側が、十分な対策を打っていなかったことも一因として上げられます。水の持ち込み禁止などの方針を改めれば、この悲劇が避けられた可能性があります。
この痛ましい事故は、コンサート会場における安全対策の重要性を改めて訴える結果となりました。今後この種の事故が二度と起こらないために、運営側による安全対策がより一層求められることになるでしょう。