2023年12月2日23時37分頃、フィリピンのミンダナオ島南部でマグニチュード7.7の地震が発生しました。震源地はミンダナオ島南部ダバオ市の南東約40km、震源の深さは10km。震源から半径500kmの範囲で震度5弱以上の揺れを観測しました。
この地震により、フィリピンでは少なくとも200人が死亡し、1,500人以上が負傷しました。また、建物の倒壊や火災などにより、広範囲にわたって被害が発生しました。
特に被害が大きかったのは、震源地に近いダバオ市周辺です。ダバオ市では、多くの建物が倒壊し、がれきが散乱しました。また、停電や断水が発生し、市内の交通も麻痺しました。
この地震は、フィリピンで発生した過去100年間で最大規模の地震です。フィリピンは、環太平洋造山帯に位置しており、地震や津波の被害を受けやすい地域です。今後も、同様の地震が発生する可能性があるため、注意が必要です。
被害状況
- 死者：200人以上
- 負傷者：1,500人以上
- 建物倒壊：約10,000棟
- 火災：約100件
- 停電：約100万戸
- 断水：約200万世帯
原因
この地震は、フィリピンを横切るフィリピン海プレートとマダガスカルプレート、スマトラプレートが衝突する境界で発生したと考えられています。
今後の見通し
フィリピン地震情報センターによると、この地震の影響で、今後も余震が発生する可能性があります。また、津波の発生も考えられるため、沿岸部では注意が必要です。
