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なぜ、日本の履き物は「靴」じゃないのか?

なぜ、日本の履き物は「靴」じゃないのか? 下駄や草履など、和服の履き物は「靴」ではありませ。 これは環境にとても関係してくるんですね。   大きな理由は、「湿度」です。 日本は島国なので、まわりは海。 とても湿度が高い国です。 そのため、衣類も風通しがとても大切です。     夏場の浴衣なんてわかりやすいですよね。 でもそれ以上に、履き物です。 戦後の写真などを見るとわかりますが、子どもでも下駄だったりします。 ほかには、草鞋や草履、雪駄などもありますね。   これらの特徴は、足が露出していることです。 「靴」のように足を覆ってしまうと、雑菌の繁殖が増えてしまうわけです。 食中毒でも6~10月が多いのは、気温も上がって繁殖するからですね。 つまり、乾燥させることで雑菌を繁殖させない。 そのための知恵なんですね。     ですから、気温の違う外国から「靴」という「モノ」を持ってきても意味はありません。 だって、前提条件が違いますから。 冬なんかは寒そうです。 でもトータルで考えると、通気性の方が重要なのでしょう。   考えてみてください。 資格とかそんなんじゃなく、生きる知恵ですよ? 調べれば調べるほど、命をかけた理由があるはず。 そのくらい、雑菌のリスクがあったのでしょうね。      
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